2017年09月/ 08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月

--.--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2013.05/23(Thu)

赤ちゃん、またね。。。

赤ちゃんとのお別れの日がやってきました。
今日もこんなにつわりがしんどいのにね。。。
胎児死亡でも、全てが子宮外に流れ出てしまう完全流産とは違い、胎児が子宮内に留まっている流産なので、絨毛が子宮内に残っていることでhCGが分泌され続けているので、体は妊娠状態を継続しています。
なので体温も高温のまま、頻尿やつわりの症状もそのまま続いています。
『つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠』とゆう言葉が、なんの根拠もない励ましの言葉であることを知っていましたが、今回身を持って体験しています。
赤ちゃんが元気じゃないのにつわりがあるなんて余計に耐え難いことだけど、もう、今日で最後、、、
最後に赤ちゃんと辛うじてるながっている思いになれるのが、奇しくもこのつわりだけです。


10時35分、病院に到着。
スグに、分娩室の隣の手術室へ案内される。
ボンを生んだ手術室。
手術着に着替えるような身支度はなく、本当に簡単なもの。
手術台に乗り、点滴が始まる。
誰も何も話すことなく、淡々と作業が進められていく様子を・・・
なんの落ち着く時間もなく、めっちゃ早いなと感じながら、考え事をしていた。

毎日命が誕生するこの病院を職場として働いている、職業としている先生や助産師さん、看護師さん。
そんな職場で、今日は流産手術なんてついてないよね。
『取り出した赤ちゃんは、そのあとドコに行くんですか?会えるんですか?』
それを聞きたくて聞きたくて仕方がなかったんだけど、涙なしに聞ける自信がなくて・・・迷ってた。
流産手術を受けにきた患者に、泣きながらそんなこと聞かれたら、どんな気持ちになる?
『病院』の中でも、せっかく命の誕生する職場を選んだのに。
そう思うと、聞けなかった。

そうこうするうちに、『今から麻酔の薬入れますよー。眠たくなってきたら教えて下さいねー。』と言われた。
あまりにも早かった。
悩んでいる間に麻酔薬を入れられることになり、ここで初めて手術への恐怖心が込み上げた。
こわい!!!!!
やっぱりヤメたい!!!!!
もしもこのあと赤ちゃんの心臓が動き出すんやとしたら!?
覚悟から遡り、そんなことまで思った。
そんなことがないのは分かっていたのに。

そして、焦って口をついた。
『取り出した赤ちゃんどうなるの?見れますか?』
左腕の側にいた助産師さんにコッソリ聞いたのに、助産師さんが先生に答えを求めた。
『赤ちゃんは亡くなってから日にちが経っているので溶けてきて血の塊しか分かりません。見ることはできません。』と、先生。
悲しい気持ちでいっぱいなのに、どこかホッとしている自分もあった。
見ない方がいいのか、一目見る責任があるのか、分からなかった。
私は自分の気持ちも分からなかった。
でも一目会いたいと思ったし、できることなら一度ぐらいは触れてみたかったし、触れてあげたかった。
だって、血の塊と言われても、我が子なんだもん。
1ヵ月間の苦しいつわりがあったから、この子がお腹にいることを片時も忘れなかった。
可哀想で・・・見るのがコワイ気持ちもあった。

不妊治療や流産を乗り越えて2児の母になった友人が言葉をかけてくれた。
『初期流産した赤ちゃんは、赤ちゃんではなく受精卵だと解釈するようにしていた』と。
私もその考えには賛成で、自分自身、今までそうして乗り越えてきた。
でも今回は・・・やっぱり・・・一ヵ月つわりもあったし、最後には赤ちゃんの形にまでなってくれたし、一度は心臓も動いていたこの子、そしてボンの弟か妹であるこの子を・・・受精卵だとは思えなかった。
きっと乗り越えたらそう思えるのかもしれないけど、今はまだ。。。
そう思いながらも、その言葉にとても救われていた。

長々書いていますが、ほんの1分ほどの間のことです。
質問に答えたあとの先生が、麻酔薬がどうのこうの言ったけど、眠たくなるってコレのこと?と、思うと同時に、気がついたら助産師さんに『終わりましたよ』と言われた。
助産師さんが、『目を覚まされましたよー』と、先生に報告。
ああ、もう、知らないうちに終わってたんだ。。。
『赤ちゃんは血の塊で、溶けてしまってもう分かりませんでしたからね。』と先生。
そうか。。。。。。。。。。

ボーッとしながら、周りを見回す。
分娩台が見える。
ボンの時、最後には帝王切開になったけど、あの台に乗って何度も何度も触診をされて、めっちゃ痛かったなぁ・・・
もうちょっと頑張ったら普通に生んでやれたのかなぁ・・・と考える。
ボンを沐浴させてたお風呂が見える。
帝王切開の傷が痛むから、腰をかがめたまま力が入れ辛くて、初めての時は見かねた助産師さんに途中で代わられたなぁ・・・
1ヵ月検診の時、ゲップが溜まってお腹が膨れてるって言われて泣いたなぁ・・・
そういえば、ボンを帝王切開で生んだ手術台の上でもあることに気付いた。
その台の上で、今日は流産手術だなんて。。。
時計が目に入る。
ボンが生まれた11時11分にはなってなかった。
ん???
病院に到着したのが10時35分。今、11時5分にもならない・・・ぐらい?
準備に15分ぐらいはかかってた。
眠っていたのは、本当に短い時間だったのね。
あんまりなんにも考えたくないから、寝たかった。
薬の力を借りて、今は寝たいと思った。
なんか、すごく疲れた。。。

そう思っても眠れないまま手術台の上で1時間が過ぎた。
その後、部屋に移された。
パパが、『痛いか?痛いか?』と聞く。
痛かったけど、答えたくなかった。
助産師さんに痛みがあるかと聞かれ、凄く痛いと答えた。
掻爬手術の字の通り、正に掻き出された鈍痛だった。
座薬を入れてくれました。
助産師さんが、『麻酔で体温が下がっていますので、暑いですが部屋を冷やさないで下さい。』と、パパに説明していたのが聞こえた。
確かに私は暑くなかったけど、寒いと申告した足元を助産師さんが暖かくしてくれてたおかげで、もう寒くもなくなっていた。
言われてみえば、蒸し暑くなってきた気もする。
酷く喉が乾いていて、どうしても眠れそうになかったので、パパの『喉乾いてないか?』を無視できなかった。
パパが先生に聞きに行ってくれて、お茶を飲ませてもらう。
『30度近くあんねんけど、暑ないか?』とパパ。
パパもしんどいやろうし、暑いんやろうし、悪いけど居てもらう必要はないし、どっちかって言ったら一人で居たいし・・・で、出て行ってもらった。

実はボンが近くの公園でジィジと遊んでるんです。
タイミングが悪いですが、バァバが今朝から入院したんです。
ボンを預けられるのがジィジしか居なくて・・・
それで、ココに居るよりボンの所に行って一緒に遊んでんあげてほしいな・・・って。
出て行く前に窓を開けてくれました。
風が心地良かった。。。

参考に読み漁ったカキコミやブログには、ダンナさんに付き添ってもらって悲しみを分かち合った夫婦が多く書かれていましたが、ウチはそんなキレイな話ではなかったです。
なんとなく一緒にいたくなかったです。
それに、どんな時でも、こんな時でも、子供がいるから子供が中心。
何があっても、夫婦二人でゆっくりはしていられなかった。。。

やっぱり眠れずしばらくボーっとしていた。
心地いい風に当たりながら、ミルクの甘い匂い、赤ちゃんの泣き声、懐かしい雰囲気をぼんやり感じていました。
そうしていると助産師さんが来て、一緒にトイレに行ってみましょう、歩けたら帰宅できます・・・て、ホンマに早いね。
その時に、黙っていた私に助産師さんから話しかけてくれました。
『赤ちゃんがどうなるのかって気にされてましたけど、赤ちゃんは組織検査に出されるんですよ。異常がなかったかどうかココでは検査できないので、専門の機関に引き取られて検査をされます。赤ちゃんと言っても膜に包まれた小さな塊で、見てもあんまりよく分からないんですよ。残念ながらお見せすることはできないんです。ごめんなさいね。』と、とても優しく、穏やかに。。。
先生あんなこと言ってたけど、赤ちゃん見えたんやん。。。
教えてくれて嬉しかった。
助産師さんは同じ女性だから、私の気持ちが分かってコッソリ教えてくれたのですね。
そんな助産師さんに、ちゃんと供養はするのかとか、それ以上聞いて困らせることはできなかった。
し、聞けて納得できた。
手元に戻らなくても、供養は私がすればいいんだから。
それに膜に包まれて赤ちゃん・・・いたんだね。。。
膜って胎嚢?
分からないけど、溶けてしまわないで、ちゃんと膜に包まれてたんだね。
それを知れただけでも良かった。
教えてもらえて、本当に感謝。

そして病院を後にします。

なんか、やけにお腹が減ってた。
昨日まで、稽留流産の掻爬手術を受けた人のカキコミやブログを参考にたくさん読ませてもらいましたが、たくさんの人が書いてあった。
『悲しくてもお腹は減る』
本当にそうだった。
2時間前に辛くて悲しい手術を終えたばかり。
ホンマならしばらく食欲もなくてもおかしくないやろうに、お腹が・・・めちゃくちゃ減ってたんです。
赤ちゃんは生きられなかったけど、私は生きてるんやなって・・・実感。
だから悲しんでばっかりいられないって、痛感しました。

駐車場で待っていると、ボンが走ってきました。
『ママーおかえりーハ』て。
ボンの笑顔見たら、余計にお腹減ったーって。
もう手術も終わったんだから、ボンの母に戻らないとと、強く思いました。
赤ちゃんのことは残念だったけど、今はまだもう少し、ボンと思いっきり遊んでやる時期なんだと思い、また頑張っていきます。

そして・・・
術後の私は、不思議なほど体調がいいんです。
それは、何もなく無事に手術が済み、体に異常がないという意味ではなく、本当の意味で体調が良好だった。
しんどい時や痛い時は色々思っても、体調がいい時って、普段はわざわざ今日は体調がいいなんて思いもしないけど、今日は体の底から、心の底から、体調の良さを感じてた。
それがとても寂しかったし、イヤだった。
こんな日は寝込んでいたいのに、つい溜まった家事をしてしまいたいぐらい体が軽くて元気だった。
それほど妊娠がしんどかったとゆうことなんだろうけど、こんな時に体調の良さをひしひしと感じるのが凄くイヤだった。

夕方、ボンとパパと、庭で座る元気もあった。
ボンと鯉のぼりを見てた。
CIMG2732_convert_20130616095457.jpg
赤ちゃんが男の子だったら、小さい緑の鯉のぼり、女の子だったらオレンジの鯉のぼりが増えるのか~
赤ちゃんが男の子だったら、吹き流しにボンの名前が入ってるから、買い直してダブルネームにしないとアカンね~
女の子が生まれて、立派なお雛様を買うのもいいなぁ・・・
この一ヵ月、鯉のぼりを見て何度そう思ったか。。。
初診の日から覚悟してたけど、私はしっかり赤ちゃんに期待してたんだね。

昼間は暑かったのに、夕方から急に冷えて、秋みたいな空気だった。
CIMG2730_convert_20130616095406.jpg
また3人家族に戻ってしまったけど、鯉のぼりのように元気に気持ちよさそうに泳いでいかないとね。
いつか鯉のぼりが、もう一匹増える日まで、それまではまた3人で頑張っていきます!!

赤ちゃん、ちゃんと生んであげられなくてごめんね。
それでもココに来てくれてありがとう。
また、、、ね。。。



スポンサーサイト
02:23  |  稽留流産  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://ugooma.blog54.fc2.com/tb.php/1152-d18b1239
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。